「役はあるのにロンできない!」——そんなときの原因は、たいていフリテン(振聴)です。初心者が一番間違えやすいルールなので、このページで仕組みを図解します。これが分かれば、アガれない理由の9割は説明できます。
1. フリテンとは何か?
フリテンとは、「自分が一度捨てた牌では、他の人からロン(もらうこと)できない」というルールです。一度振った相手とはよりを戻せない、と覚えましょう。
2. なぜフリテンというルールがあるの?
もしフリテンがなければ、「自分は要らないと言って捨てた牌」を、あとから他の人が捨てたときだけ都合よくもらう、ということができてしまいます。それでは捨て牌を見て安全を判断できなくなります。フリテンは、「自分の捨て牌には責任を持つ」ための公平ルールです。
3. 条件その1:自分が過去に捨てた牌が待ちに含まれている
自分の河(ホー、捨て牌置き場)に、自分のアガリ牌(待ち)と同じ牌があると、フリテンです。
手牌がテンパイして 待ちになった。でも自分の河には、序盤に捨てた がある。
→ フリテンです。他の人が を捨てても、ロンできません。
4. 多面待ちの罠 —「1つでも捨てていたら、全部ダメ」
ここが最大の落とし穴です。待ちが2種類以上あるとき、そのうち1種類でも自分で捨てていたら、他の待ち牌でもロンできません。
手牌の最後のブロックが で、待ちは と の2種類(両面待ち)。
自分の河には、以前に捨てた がある。
→ このとき、他の人が捨てた でもロンできません。捨てたのは だけなのに、待ち全体がフリテンになります。
「自分が捨てたその牌だけがロンできない」ではありません。待ちのうち1種類でも捨てていたら、すべての待ち牌でロンできなくなります。「1個でも捨てていたら、全部ダメ」と覚えてください。
5. 条件その2:他人のアガリ牌を見逃した
テンパイした後、他の人が自分のアガリ牌を捨てたのに、ロンをしなかった(見逃した)場合も、一時的にフリテンになります。
もう少し詳しく:見逃しフリテンの解除レベル3
見逃しによるフリテンは、自分の次のツモ番が来ると解除されます(同巡内フリテンと呼びます)。ただし、リーチ中に見逃した場合は、その局が終わるまでずっとロンできません。リーチ後は、アプリが自動でロンを提示してくれるので、基本的にボタンを押し忘れなければ大丈夫です。
6. フリテンでも「ツモ」ならアガれる!
フリテンは「ロンできない」だけのルールです。自分で山から引いてアガるツモアガリは、フリテンでも可能です。フリテンに気づいたら、あわてずにツモアガリを待つか、待ちの形を作り直しましょう(リーチ後は作り直せません)。
理解度チェック
手牌の待ちは と の2種類。自分の河には があります。他の人が捨てた でロンできますか?
答えを見る
答え:できません。待ちのうち を自分で捨てているので、待ち全体がフリテンです。 も もロンできません。ただし、ツモならどちらでもアガれます。